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生徒・保護者様に寄り添いながら、学力向上を果たしていきます

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塾長コラムJukucho Column





【第2編】 指導者側の課題








「人から言われるぐらいだったら、自分から進んで勉強をやろう」 という気運を高める取り組み

2015年12月10日

かつて、私が指導した生徒さんの中で、
私から 「勉強を長続きさせる秘訣は?」 とその生徒さんに質問したら、
「人から言われるぐらいだったら、自分から進んで勉強をやろう、という気持ちが大切なのでは」
と私に教えてくれた生徒さんがいました。

その生徒さんは、当時からとても優秀な生徒さんでした。
最終的に、その生徒さんは東京都内の一流大学へと進学されていきましたが、
当時、生徒指導で随分と悩みを抱えていた私にとって、
はっと気付かされた出来事のひとつだったことは間違いありません。

今月に入り、勉強に集中して取り組むことが出来ている生徒さんたちが
増えてきているように感じます。
中学生や高校生の生徒さんたちは、今週で期末テストが終了する生徒さんたちが多いです。
その他にも、なんと、定期テストがない小学生の生徒さんたちも、
勉強に集中出来ているように感じます。

私が特に感心してしまうのは、
「先生、この問題がまだ納得が出来ていない」
と、私に正直に話してくれる生徒さんたちが多いということです。

納得が出来ていないポイントを、生徒さんの方から話してくれるので、
私はとても助かっています。
なぜなら、そのポイントが納得出来れば、生徒さんたちは、
さらに次の問題や、次の単元の予習に取り組もうとしてくれるからです。

こちらから、ただ一方的に教えるだけの形式では、こういった生徒さんとのやりとりは
実現できなかったのかもしれません。
生徒さんの方から私に話してくれる、そして生徒さんの方から次の行動を起こしてくれる、
これは、ひとつのイノベーション(大きな改善)として、私の目には映っています。


「人から言われるぐらいだったら、自分から進んで勉強をやろう」
「人から言われるぐらいだったら、自分から進んで質問してみよう」
そういう雰囲気を、これからも塾の中で作っていきたいと思っています。





生徒さんの勉強に対するイメージを前向きなものにしていくためには

2015年12月04日

私は毎日、多くの生徒さんたちを指導していて、
つくづく感じることがあります。
感じる、というよりも、思い知らされる、という表現の方が正しいのかもしれません。

それは、生徒さん自身が抱く勉強に対するイメージというものは、
生徒さんたち自身の、日々置かれている環境によって
自然と形成されていくものだ、ということです。


例えば、先生から一方的に教えられて育った生徒さんは、
一方的に教わることが勉強だと思うことでしょう。

また、誰からも教わらずに、参考書を見ながら問題集に取り組んでいく
姿勢を学んだ生徒さんは、それが勉強だと思うことでしょう。

その他にも、自分で解いた問題プリントを先生に採点してもらい、
正解することが出来れば次に進める、ということを学んだ生徒さんは、
それが勉強だと思うことでしょう。

宿題を大量に出されて、それを無我夢中でこなしていくことを学んだ生徒さんは
それが勉強だと思うことでしょう。

これは本当に人それぞれだと思います。
どれが正しくて、どれが間違っているのか、そのような尺度で語れるような単純な話ではないと思います。
百人いれば、百通りの考え方があって当然だと、私は思っています。


でも、これから初めて学業に取り組んでいく生徒さんたちの立場に立って考えてみたときに、
果たしてこれで本当に良いのだろうか?
苦しいと感じてしまうような勉強の取り組み方で、果たして勉強を長続きさせることが出来るのだろうか?
逆に、楽しいだけの勉強の取り組み方で、学力は本当に身についていくのだろうか?
私はいつも自分自身に問いかけています。

これまで、生徒さん自身の中で、いったいどれだけ苦しい体験や嫌な経験をされてきたのか、
生徒さん一人ひとりについて、全てを正確に把握することは、おそらく私には出来ません。
でも、生徒さん自身が、勉強に対して、過去にどのようなイメージを持っていたとしても、
これから先のことを考えていく方が、はるかに正しい選択で正しい行動だと、私は信じています。


生徒さん自身が、
「この問題を自分の力で解いてみたい!」 
という気持ちを持ってもらえるような指導者側の取り組みが、
これから先の教育現場にとっては、必要なことなのではないでしょうか。

解き方や考え方などを、最初に分かりやすく教えてもらった方が
「自分で解いてみよう!」 という意欲が湧いてくる生徒さんもいれば、
誰からも教わることなく、自分で解き方や考え方を見つけていく方が、
逆にやる気が出てくる生徒さんもいることでしょう。
このときに、どちらが素晴らしい生徒で、どちらが素晴らしくない生徒だ、とは 誰も言えないはずです。

指導者側が常に、生徒さんの心の変化を敏感に感じ取り、
それを生徒さんの学力向上へと結び付けていこうとする指導者側の心構えが、
もしかすると最も大切なことなのではないでしょうか。
指導者側の課題が、今後ますますクローズアップされていく、そんな時代が訪れるような気が致します。
私はこれからの塾教育の在り方について、これから先も真剣に考えていきたいと思っています。





いろいろなことに興味をもって頂きたい

2015年12月13日

私自身、塾教育という世界を通して、日々、
生徒さんや保護者さまと接する機会をたくさん頂いています。

今の時代では、「塾」 というものが世の中に広く浸透し、
初めて当塾にお問い合わせ頂く方からも、
「あなたの塾のシステムは、どのようなものですか?」
と聞かれる場面も増えてきました。

勉強に関する不安を抱えていらっしゃる方が多いのですが、
その根本的な原因は、生徒さん自身の理解力とはあまり関係が無く、
それまでの生徒さん自身が置かれていた学習環境や、勉強に対するイメージが
大きく影響しているのでは、と私はみています。

ある生徒さんに対しては有効に機能した学習方法でも、
違う生徒さんに対しては全く機能しない、そのような場面はこれまでにもたくさんありました。
そのような場合に、こちらから生徒さんの欠点を探したり、粗探しを始めたとしても、
悪循環に陥るだけで、問題解決の糸口は全く見つかりませんでした。

試行錯誤を重ねていく過程で、
「他人を疑う前に、まずは指導者である自分自身を疑え」
私自身そう気付くことが出来たのは、不幸中の幸いだったのかもしれません。

現代ではものが溢れ、欲しいものが欲しいときに手に入る時代になって参りました。
特に、スマートフォンに代表されるような高速無線通信機器の発達と
その爆発的な普及のスピードには、目を見張るものがあります。
今後の社会全体の発展のことを考えると、無関心ではいられないと私自身感じております。

こうした社会全体の変化が、現代の子どもたちの考え方に影響を与える側面も、
少なからずあるのではないでしょうか。
当塾の生徒さんたちを拝見していて、中には、新聞やテレビなどの情報媒体を通じて、
世の中で日々起きている変化を、敏感に感じ取っている生徒さんもいます。
そのような姿勢は、本当に素晴らしいことだと思います。

私から生徒さんたちに申し上げたいことは、
「いろいろなことに興味をもって頂きたい」
ということでしょうか。
私自身も、もっと多くの生徒さんたちに、勉強に興味・関心をもってもらえるように、
これからも塾教育に取り組んでいきたいと思っております。





「面倒な作業」 と思うかどうかで、学力の伸びに差が出てくるのでは?

2015年12月12日

私は、生徒指導を重ねていく中で、そしてたくさんの生徒さんの
学力が向上していくプロセスをつぶさに観察していく中で、
日々、さまざまなことに気付かされます。

成績が向上していく生徒さんたちに共通している考え方や行動には、
いったい、どのようなものがあるのだろうか?
私の素朴な疑問から、日々、生徒さんたちを注意深く観察するようにしています。

そのひとつに、
「面倒な作業にしっかりと向き合える生徒さんが、
 着実に学力を伸ばしていく」
という傾向が、どうやらあるようです。

先生から説明を受けて、「すぐに理解できる」 と感じる生徒さんは少ないのではないでしょうか。
少なくとも、これまで生徒指導を重ねてきた中で、私自身はそう感じていますし、
また、すぐに理解する必要性もあまり無いのでは、とも感じています。
本当に理解し納得するためには、生徒さん自身で何度か問題演習を重ねていく必要があるのではないでしょうか。

このように、問題演習を重ねていきながら理解を深めていく、という作業を、生徒さん自身が
「面倒な作業」 と思うかどうかで、学力の伸びに差が出てくるのでは、と私はみています。

その他にも、何か暗記しなければいけないような場面でも、
地道に覚えていく作業を 「面倒な作業」 と思うかどうかでも、
当然のことながら差が出てくるのではないでしょうか。

初めて学んだことは、1日経過すると半分ぐらい忘れてしまう、と言われています。
しっかりと記憶に刻んでいくためには、繰り返し何度か覚える作業が必要です。

「面倒で苦しい作業は後回しにしよう。テスト本番前日にまとめて覚えればいいや」
そう考えてしまうと、たとえテスト前日にすべて覚えたつもりでも、
本番でのテストの点数は半分以下になってしまうことでしょう。
最短距離で成果を出そうとしても、人間の記憶力は、そう都合の良いものではなさそうです。

私自身は、学生時代に暗記作業には相当苦労しました。
何日間かに渡って、繰り返し覚えたり、確認テストを自分自身で何度か行なって、
ようやく覚えることが出来た、その繰り返しでした。
でも、そのような作業も、今から振り返ると、「急がば回れ」 だったのかもしれません。
私はそう信じていますし、これからもそう信じていきたいと思っています。





「理解しなさい」 という言葉があると思いますが・・・

2015年12月08日

確か私が中学生や高校生だったときに、学校の先生方から
「理解しなさい」
とよく言われたことを覚えています。

自分自身が大人になって、そして当塾を開いてから最初の数年間ぐらいの間は、
私も、自分が学生時代に先生方からよく言われていた言葉と同じ言葉を、
そっくりそのまま生徒さんにも伝えていた記憶があります。
自分から生徒さんに投げ掛けていた言葉の意味について、当時、私は深くは考えていませんでした。

だんだんと私自身が生徒指導を重ねていく中で、
生徒さんが示す反応の方がむしろ正しい、ということに気付き始めてからは、
こちらも生徒さんの反応を注意深く観察するようになりました。
そして、生徒指導について、日夜、研究を重ねていきました。

ここで、「生徒さんが示す反応の方が正しい」 という意味は、
初めて何かを学ぶ人の反応というものは、その人自身が理解・納得していくプロセスを
こちらで把握していく上でとても参考になる部分が多い、という意味です。

私から生徒さんに、「理解しなさい」 という言葉を投げ掛けると、
多くの生徒さんたちは、必ず不機嫌そうな表情をしていました。
その理由について、私は当時、随分と悩んでいた時期がありました。
そしてあるとき、私はついに、その謎を解くことが出来ました。

そういえば、私自身も学生時代に、学校の先生から 「理解しなさい」
と言われた時には、とても嫌な気持ちになっていたはずだ、と。

授業を聞いても理解できないから、授業が終わった後に、
学校の問題集を繰り返し解くことで、理解とまではいかないけれど、
何とか自分自身を納得させながらの毎日だったはずです。

特に、高校生の時はそうだったと記憶しています。
私が当時通っていた高校は、中学校でオール5の成績を取るような生徒たちが進学する、
その地域の中でもトップ高校でした。
優秀な同級生たちがその高校にたくさん集まっていました。
同級生たちとの間で常に話し合っていた内容というのは、
「数学のあの問題、よく分からないよね」
「チャートを見て、繰り返し解くしかないでしょう」
のような会話でした。

今から振り返ると、とても優秀な高校生たち(当時の自分から見ると同級生ですが)だったと思います。
でも、そんな高校生たちでも、みんなで悩みながら、日々学業に取り組んでいっていたはずです。
同級生たちとの間で励まし合いながらの高校生活でしたし、
また同級生たちだけではなく、中には、温かい言葉を掛けてくださる
先生方もいらっしゃいました。
そのような先生方の励ましの言葉は、今でも自分の心の支えになっているのかもしれません。

現在、私は、塾教育という世界で、日々、たくさんの生徒さんたちを指導する立場にいます。
学生時代の自分を振り返りながら、日々謙虚な気持ちを持って、
これからも生徒指導に携わっていきたいと思っています。